As requested, As + 過去分詞総括
今日は、
As requested、As mentioned、As agreed のような、As + 過去分詞(受動態分詞 [受動態を形成する過去分詞])についてお話して参りましたが、いよいよこのシリーズも今回にて終了と致します。
As requested にしても、As mentioned にてしても、As agreed にしても、これら表現の深層構造(無意識の意識)の「As (which ) be ~過去分詞(受動態分詞)」の be 動詞の時制等を思料することは殊に煩わしく、また、敢えてそうする益もなく、そして、省略しても文意が伝わるため、As requested の如く、As に続く副詞節中の主語および be 動詞を省き、As + 過去分詞(受動態分詞)なる表現が生じたものと考えられます。
A ) As requested については:
1)As requested, we are sending you our catalog and pricelist.
↓
We are sending you our catalog and pricelist as requested.
↓
We are sending you our catalog and pricelist, which is requested by you.
↓
We are sending you our catalog and pricelist as is requested by you.
↓
We are sending you our catalog and price list as requested
↓
1)As requested, we are sending you our catalog and pricelist.
と、考えることができ、従って:
AS requested in your email of March 25, we are attaching our catalog and
price list.
も、当然にして可能。
そして、
B)As mentioned については:
2)As mentioned in our P/O, Shipment shall be made by the end of October.
↓
Shipment shall be made by the end of October, which is mentioned in our
P/O.
↓
Shipment shall be made by the end of October as is mentioned in our P/O.
↓
Shipment shall be made by the end of October as mentioned in our P/O.
↓
2)As mentioned in our P/O, shipment shall be made by the end of October.
と、考えることができ、従って:
As mentioned in our P/O of March 25, shipment shall be made by the end
of October.
も、当然にして可能。
そして、
C)As agreed についても:
3)As agreed, we are sending you our draft contract.
↓
We are sending you our draft contract, which is agreed.
↓
We are sending you our draft contract as is agreed.
↓
We are sending you our draft contract as agreed.
↓
3)As agreed, we are sending you our draft contract.
と、考えることができ、従って:
As agreed between you and us on March 25, we are sending you our draft
contract.
も、当然にして可能となります。
このように、As ~ed で代表される副詞句中に現れる過去分詞は特段定まったものではなく、文脈に応じ:
As requested
As mentioned
As agreed
As required
As stated
As specified
等、適宜、単語を選ぶことができます。
As agreed 等を、くれぐれも 「発生原因・理由不明なる熟語」 とはお考えにならないように・・・ As ~ed(過去分詞(受動態分詞)) は、論理構造が明瞭な副詞句です。そしてAs ~ed の論理を理解すれば、As requested で代表される如き、As ~ed (過去分詞(受動態分詞)) なる副詞句は、極めて幅広く応用可能、且つ、大変便利な表現手段としてビジネスの現場で正しく、且つ、有効に用いることができます。
嘗て、
1. ニュアンスが違うんです・・・
2. 文法の例外です・・・
3. 熟語ですから・・・
4. 限定されていますので・・・果てさて、
5. コンテクスト(文脈)の意味やら、違いやら・・・終いには、
6. 行間を読むやら、その意味やらと・・・
等々、耳にしてまいりました。
これ等は、あたかも、自ら思考を断ち、思考を拒絶する切り札の如く用いられ、そして、凡そ言語(英語)の本質に留意し組すること無き日々が延々と逝き過ぎ・・・そして、或る日、企業等にて専ら利益の創出を目的とする現実のビジネス言語(英語)に遭遇し、当惑しつつ過去を手繰れば、其処には、論理を欠く単語の連なり、ビジネス(利益の創出活動)とは無縁、論理構造不詳な口語体(英会話)?等々・・・脈絡のない荒涼たる無意味記憶の残滓・・・言語が思考を創り思考は論理により構成されております:言語とは即ち論理そのものでしょう。
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